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保育現場と小学校が共に学ぶ

先月、島根県益田市の保幼こ小接続連絡会議の研修会で、公開保育を行いました。

今回ご協力くださったのは、原浜保育所さん。
公開してくださった3,4,5歳児クラスは子ども69名。

そこに40名以上の大人が入るので、日常の保育とは異なる雰囲気になるのでは…と若干心配していましたが、思いの外、子どもたちは落ち着いている様子。

友達と誘いあってアナログゲームを楽しんだり、
積み木で試行錯誤しながら30分以上ビー玉転がし作りに没頭したり、
友だちとアイデアを出し合いながらダンボールでのお家づくりを楽しんだり、
それぞれ忙しそうに遊ぶ姿を見せてくれていました。

午後からは原浜保育所さんの保育を振り返るグループワークと大豆生田先生のご講演という二部構成。保育・学校の先生方が、印象的な子どもの姿や保育者の工夫を積極的に語り合う様子がありました。また、保育・小学校両方の事例を交えてお話しくださった大豆生田先生のご講演は、大人の「やってみたい」を刺激する、ワクワクするお話しでした。

貴重な学びの場に、参加させて頂いたことに感謝です。

研修後、寄せられた感想を少しだけご紹介します!

◯小学校より◯

◎対話をすることの大切さを実感しました。特に保幼この先生と、小学校の先生が対話をしていけば、より子どもに寄り添った活動学習を設定して行くことができると思いました。

◎小学一年生はゼロスタートではないということを念頭において、自分たちのクラスの子供達に関わっていこうと思いました。保育の中で多様な経験を積んでおり、年長の時には下の子をまとめてきているので、小学校でもその培ってきた能力をもとに保小交流等展開していきたいです。

◎保育の現場がとても変わってきていることを実感しました。広い空間を生かして、沢山の遊びのコーナーが作ってあり、園児が楽しく活動している様子がよくわかりました。

◎保育ウェブを書きながら子供の姿を捉え、活動の広がりを予測しながら進めておられることに、頭が下がる思いでした。

◎一人一人の子どもが、自分がやりたいことを選び、熱中して遊んでいるところがとても素敵な姿だと思いました。その場だけの子どもの様子だけでなく、前はこうだったという姿も含めて、子どもの成長や興味・関心を大切にしておられると感じました。

◎保育者の方の待つ姿勢や「だめ」と言われず見守っておられるところも小学校で生かしていきたいと思いました。

◎子供達が「遊び」の中で「経験」を増やすことができるように、環境構成をよく考えておられるところが、本当にすごいと思いました。職員同士がコミュニケーションをする時間が少ない中、工夫しておられるところ尊敬します。

◎「(大豆生田先生の講演では)様々な実践例を紹介していただき子供主体で活動を進めることがいかに大切かという視点を学ばせていただきました。一方的に学ばせる授業を反省し、子供とともに作り上げていく学びの実現を目指したいと思います。

◯保育所・幼稚園・こども園より◯

◎環境が作り出す子どもの育ちの大切さを、改めて実感しました。日常の子供たちの声や姿を大切に受け止め、尊重しながら作り出す保育を、もっともっとしたいと思いました。今日が明日につながる保育を職員全員で共有し、もっと楽しい毎日を送りたいです。

◎子ども達がとても楽しそうで、個々を大切にされていて、充実した毎日を過ごしていることが想像できました。すぐに自園に持ち帰って、共有し取り入れられることを真似させてもらい、自園なりに工夫していきたいとモチベーションが上がっています。

◎(大豆生田先生の講演では)幼児教育から小学校への繋がる意味を両立場からお話しされて、とても分かりやすかったです。ある意味幼児期の学びを豊かにすることなど、幼児期にどうしてきたか、ということが小学校への学びにつながることを、もっと意識しなければいけないと思った。

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