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人が成長するとき

ある園の研修時、
保育に悩む保育者の方と出会いました。
「昨年度は保育がとっても楽しかったのに、
担当クラスが変わった今年は辛くて仕方がない。」
そんなお話を聞かせてくださいました。
その園で研修会を終えてから、しばらくその方のことが気になっていました。

そして1ヶ月後。
再びその園で研修を行うことに。するとあの保育者の方が、その後のご自身のことをお話しくださいました。

「前回の研修で、自分のクラスの子どものことを語るワークをしたときに、全然語れない自分に気がついて、それがすごくショックだった。保育が思うようにいかないのは、自分が子どものことを見れていなかったからだということを自覚した。」と。

そしてお話はこんな風に続きます。

「それから数日間、どん底まで落ち込んだ。でも、それをきっかけに、子どもの“ありのままの姿”を知りたいと思うようになった。そこに意識を向け始めたら、それまで見えていなかった、一人一人の“好きなこと”や“良さ”が見えてくるようになった。」

「まだ悩みはあるんですけどね」と笑いながらも、どこか清々しい表情で語ってくださいました。1ヶ月前とは、全く違う、表情でした。

今、うまくいっていないことを、
誰かや何かのせいにして終わるのではなく、
自分自身の保育を振り返るきっかけにして、
自分の中にある課題に気づき、
一度しっかり落ち込んで、
でもその後、ちゃんと前を向いている。

その保育者の方の話を聞いて、
心の底から感動しました。
思うようにいかないこともあるけれど、
それをチャンスにすることで
成長できることを
教えてもらったような気がしました。

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