BLOG

ブログ

保育者のアンテナ

とある保育園での朝の集まりでの出来事です。

その日は久しぶりの雨。
保育者は窓の外を眺めながら、子どもたちに語り出しました。

「朝、保育園に行こうって外に出たら、雨が降っていてね。」
静かに話し出した保育者の言葉に、少しずつ引き込まれる子どもと私。
そして次第に、話題の中心は「天気」そのものに。
「雨の他にどんなお天気があるか知ってる?」保育者が問いかけると

「“晴れ”がある!」「“晴れ”って“あったかい天気”のことだよ」
「“雪”もある」「“雪”は“冬”」「“冬”っていうのは、“季節”だよね」「“季節”には“秋”もある」
「“カミナリ”もあるよ」「僕カミナリ見たことある」「何色だった?」「黄色!」「空が黄色になってたもん」「黄色だと思う?じゃあ、絵本で見てみようか」
―写真絵本を開き、赤、青、黄色など様々な色の雷が映し出されている写真を紹介―
「わぁー!」「きれい!」「いろんな色!」

何気ない問いかけから、自分の経験を話したり、知っている知識を紹介したりと、積極的に語り出す子どもたち。そこに、保育者の更なる問いかけや写真絵本の情報が加わって、新たな発見がどんどん共有されていきました。

実にワクワクした時間でした。

日常にはこうした興味・関心につながる瞬間がたくさん潜んでいるように思います。
きっとそれらを見つけたり、不思議がったり、面白がって生きている子どもたち。

そばにいる大人が、それを同じように面白がれるかどうかが、
学びにつながる大切なポイントなのかもしれません。

CONTACT

お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください。