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子どもの生活感が滲み出る保育室

子どもベース11月_04

先日、ある園にお邪魔した時のこと。
園庭の一角で、さつまいもを使ってスタンピング遊びをしている子どもたちの中に、
一人、芋ではなく、段ボールで作った刀のようなものに絵の具を塗ってスタンプしようとしている
男の子A君がいました。

聞けばA君は以前から「日本刀」にはまっているとのこと。
もともとモノづくりが好きだったこともあり、毎回フォルムにかなりのこだわりを持って刀作りに
取り組んでいるそうです。そしてその日、彼は、友達が芋スタンプをするのを見て「そうだ」と思いつき、
刀のスタンプを作ったのです。「釣り好きな人が魚拓とる感覚なのかな?」と笑う担任の先生と2人で、
しばらく彼の「没頭する姿」を味わいました。

翌日、その園から1枚の写真が送られてきました。それは枝で作った棚のようなもの。
「なんだろう?」と添付の文章に目をやると「A君の刀を飾る棚を作りました!」と。
その日A君は担任が作った棚に、自慢の刀を嬉しそうに飾って帰っていったそうです。
子どもが正に遊びに夢中になってあれこれ試行錯誤している様子もそうですが、
こんな風に「子どもの夢中になったこと」の軌跡が残っていくことで、
きっと保育室そのものが子どもの生活感で溢れてくるのだろうなと感じました。
また次回お邪魔するのが待ち遠しくなりました。

子どもベース11月_4
子どもベース11月_3
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